2018年2月24日(土)44日目

変な夢を見た。ドラッグ・ゲイ・ストリップなどに浸かる、かなり退廃的な生活をしている夢だった。寝つきがあまり良くなかったが、朝は暗いうちから目が覚めてしまった。体調は大丈夫そうだ。歯磨きの際にたまに歯茎から血が出るのが気になる。天気は晴れ、ゆっくりとした週末の始まりである。ところで、昨日の新聞でランサーズと新生銀行が組んで、フリーランス向けの融資をスタートしたらしい。フリーランス人口は増加していて、社会インフラも整ってきたようだ。また中学生のなりたい職業1位は「ITエンジニア・プログラマ」らしい。つまり、私の方向性は明るいはずだ。仕事に困ることはないであろう。もちろんスキルアップをしっかりやることだ。

今までの人生、お金を追い続けて圧倒的な物質的豊かさを求めたが、そこに幸福はあっただろうか。収入と反比例する形で友人の数は減っていき、かつての友人からはルサンチマンによって疎外され、かといって新しいステージ時で獲得した友人は、自分勝手で気が許せる関係ではなかった。ただし、今回の事件を受けてそういった欲を一切捨てて「足るを知る」生活ができるかと言われると、正直わからない。私が求めるちょうど良いラインの豊かさ、それは物質的にも精神的にもだが、そこを思惟して見出していくために本を読み、作者と対話し、自分の理想の枠にはまるかを確かめていくことが大切なのだろう。ここにきてからしりあった同囚たちは、特にリピーターに顕著だが、そういった思索とは全く無縁の考えを持っているようだ。どこまで行っても彼らは塀の中の懲りない面々なのだろう。といっても、彼らから見ても同じかもしれないが。

今日は1日が早い。TIMEの読みと現代思想ノートを作っていたら、あっという間に夕食が終わってしまった。土日の方が1日が早いという気にさえなってくる。やはり1ヶ月くらい経つと、生活に慣れてくるのだろう。これならしばらく生活できそうだが、もうすぐ移送なのである。この独居の畳のボロさ、壁の剥がれでさえ愛着を覚えてくるのだから、人間というのはどんなシチュエーションでも生きられるものである。