2018年5月6日(日)115日目

曇り、遂に今日をもってGWもおしまいである。かなり計画的で充実した連休を過ごすことができて満足している。今日は久しぶりに思いっきりテレビを見てダラダラ過ごしても良い1日としよう。

ところで昨日より「ヘーゲル・セレクション」を再び読み始めているのだが、ただただ圧倒される。ここで1文、excerptする。

民族が一般にその具体的生活を抜け出て、身分上の分離と区別を生じ、その民族が没落に近づくとき、あるいは内的努力と外的努力との間に亀裂が現出し、宗教等への従前の形態がもはや不十分となり、精神が自己との生動的な実存に対する無関心を表明したり、ないしは不満をいだきながらそのうちに留まっていて、人倫生活が解体するとき、そこで初めて哲学的思索がおこなわれるようになる。精神は、思想圏に逃避し、現実界に対立して思想の王国を自ら構築する。

ヘーゲル・セレクション

この民族を「私」に置き換えてみれば、この刑務所生活が思想の王国の構築に最適な環境であると読める。

ココシャネル特集をNHKで見る。時代にディフィアンスして、それゆえに燃える情熱のデザイナー。

昼、カレーを食べる。これでいよいよ連休も終わりに近づいているのだと実感する。午後もほぼノンストップでテレビが観れるので、1日が早いであろう。夜はマイノリティリポートだ。ボールペンがうまく書けないのが大問題である。ノートの1ページを潰して書き殴ったらどうか。

夕食を食べて髭を剃ると、いよいよ明日から平日だという気がしてくる。雨のようだ、運動は体育館でやってくれるだろうか。食堂のメンバーは正直つまらないのでもし食堂なら筋トレに励もう。そして今日のラストの映画は「マイノリティ・リポート」だ。楽しみである。前も見た気がする、神学や哲学を勉強した後に見ると、また違う景色となる。