2018年2月23日(金)43日目

今日は起床ギリギリまでよく眠れた。夢は実家に住んでいて、近所の金持ちのオバチャン2人とセックスして、お金を引っ張ろうとする夢だった。あまり後味の良くない夢だ。そのお金を元でに、再び事業を起こそうとしていた。私は、まだ当時の暮らしを心の中で渇望しているということか。しかし当時のような生活を求めれば、国が許さないだろう。誰しもが楽して稼ぎたいと思うが、なまじ私が行動力と実行力があったせいで(決していい意味だけではない)周囲に祭り上げられながら、最終的にムショにぶち込まれることになったのだ。夢は、いろいろなことを私に気付かせてくれる。

さて、今日で今週も終わりだ。そして土日の始まりだ。果たしてどんなイベントが今日は起こるのであろうか。作業開始後、日用品が入ってきた。ここでは月に1回しか日用品が買えないので、オイルショックの日本以上にちり紙が貴重な存在である。ノートももう一冊開放したので、「学習用雑記」として活用していくこととする。その後、午前中に入浴して昼にカレーを食べて、午後に作業をして終わった。今週ももう終わりだ。来週には私はここの生活から抜けて、別の刑務所に行くか、何よりここで当所執行となる可能性が高い。独居でのんびりできるのも、今週が最後かもしれないと思うと、寂しくなる。日の出も長くなり、気温も暖かくなってくると、ここの独居生活もなかなか快適に思えてくる。ニーチェの運命愛という考え方によって、ここの生活を肯定して、価値を見出していくことが大切なのだ。

夕食後、寒気がして布団にくるまる。風邪か?今日はゆっくり休むとしよう。