2018年3月7日(水)55日目
- 2020.11.17
- 判決〜拘置所
晴れ、珍しくギリギリまで寝れた。地政学の本を昨日読んでいたら、すぐに就寝の時間になってしまった。今日は、昨日の分の英語を進めなくては。さて、今日は声はかかるであろうか。どうせ同じ懲役なのだから声がかかっても掛からなくてもどちらでも良いではないか、という意見もあると思うが、過ごしている当人たちは全く違った心境である。この「次」の世界が、実際よりもずっと自由な世界に感じているのである。
午前中、何もなし、新聞が回ってくる。中国の習主席が独裁色を強めているらしい。これから政治や国際情勢にも関心を持とうと思う。TIMEがそのほうがより楽しめる。(日本とアメリカのナショナリズムもわかる)、北朝鮮は核を廃止するのだろうか。このままでは、何も変わらないだろう。金の狙いは政権の維持だけなのだろうか。
昼、ハヤシライスが出た。ここの昼飯で、水曜日で矯正指導日はパン、それ以外はスプーンを使うシチューかハヤシライスが出るという法則を発見した。そういえば、昨日の唐揚げ(4個 昼)は不味かった。月に1〜2回出るが、どうにも好きになれない。基本的に、ここの飯は美味しい分、たまのハズレがより深く記憶に残るのだ。その後、運動。今日も40と32の3人。どうせなら4人がいいが、6人、9人の時だけは3人になってしまう。40はラジオも切って、ずっと書き物に集中しているらしい。それですぐに就寝になると言ってた。大した集中力だと思う。私も見習わなくては。32は民事でも被害者に訴えられていて、数百万の請求、しかも受刑者なので裁判に行くこともできないらしい。考えさせられる処遇であるな。その後、作業に戻った。終わり際に、新しい作業となる。小さな洗濯バサミにバネを押し込んでいく作業だ。机を使う仕事で、「ぱちっ」とハマった時に小さな快感がある。ここにきてやった仕事の中で一番好きかもしれない。そして作業終わり、夕食。外は雲が広がっていて、予報では明日は雨、運動は厳しそうだ。今週も淡々と過ぎていくなぁ。よし、今日は2日分のタイムをやろう。できるところまで。そういえば、3/6に入ってくるはずの本が、まだ入ってこない。今までは事前に教えてくれていたんだだ、検査に何らかの事情で時間がかかっているのか、それとも私の移動が近いのであえて渡すのを遅らせているのか、後者なら嬉しいのだが、どうだろう。
37は本日から15日懲罰らしい。ほんとに懲りない人だ。でももうすぐ出れるみたいだ。あと、隣の34が昨日、座布団を二つに折って跡をつけただけで、烈火の如く怒られていた。流石に理不尽だろう。
-
前の記事
2018年3月6日(火)54日目 2020.11.17
-
次の記事
2018年3月8日(木)56日目 2020.11.17