2018年6月23日(土)163日目

曇り、朝からジメジメした1日である。夏の足音がじわじわと迫ってきているのを感じる。夏はシャバでの楽しかった思い出を呼び起こさせられるので嫌いである。

セネカの「人生の短さについて、他2編」をゆっくり読んでる。曰く、「我れが生きているのは、人生のごくわずかの部分なり。」と。なるほど、残りの部分は全て、生きていのではなく、単に時がすぎているだけだ、と。一般的にはこうした刑務所での拘禁生活が無駄な人生だと考えるのだろうが、セネカはそうは言わない。煩悩に振り回されて自分本来の人生を生きないことが無駄であり、閑暇の生活の中で思索や学問に耽ることこそが大切だと解いているのだ。そう考えると、ここでの生活もなかなか悪くない。ここで知恵というパワーと蓄えることができて、長すぎず短すぎないちょうど良い時期に社会に復帰することが出来るのだ。

さて今日は実家に手紙を書き、タイム誌、読書を進めていこう。

夜、単語学習ノートを眺めていると、そこそこの量の単語が重複していることに気が付く。これは良い傾向だ。やはり単語は1度書いただけでは覚えられないので、繰り返し書くことが大切だ。頭に染み込んで定着してれば、英語力も相当向上するだろう。