2018年2月14日(水)34日目

実家の夢を見た。不思議と、上京してからの夢よりも実家の夢の方を多く見る。なぜだろう。今日は矯正指導日なので作業はないが、休みでもないという変則シフトの日だ。受刑者となって初の体験なので、少し楽しみである。午前中、静かに始まる。本が3冊入った。
(まんがでわかるニーチェ、そうだったのか現代思想、プレイボーイ9号)

今日はまず、「日本のことわざ」で抜粋を作ることにする。すると、15分のスピーチを聴いて感想文を提出する。お題は「保護観察について」と来た。予想通りだ。すぐに書き終わる。その後、ノートチェックと言われてノートを提出する。これは夕方に返ってくる。昼食はパンだった。前回の矯正指導日もパンだったので決まっているルールなのだろう。新聞の回覧を見たら、明日は60%で雨らしい。運動はないかもしれないな。その後、医務で採血をすると言われる。女性の看護師だった。行き帰りの途中オヤジに、「務め先(刑務所)決まったんか?」と聞かれ、「事前に、分かるもんですか?」と尋ねると、「う〜ん、大体当日やな。」「でもいい刑務所行きそうやな、気を抜くなよ」と言われる。いい刑務所とはどこだろう、地獄に仏でもあるのか、期待と不安である。

英語、BG 5〜9/ 9

夜、オリンピックのスピードスケート1000メートル女子、日本の銀メダル、銅メダルをラジオで聞く。金はオランダのテレモデス。こういうところで聞く方が応援にも力が入るというものだ。TIME誌を読んでいるが、1ヶ月前よりも明らかに読めるようになっている。前は何が書いてあるか全くわからなかったが、今回はなんとなくわかって「読める」レベルまで来た。懲役の最終目標は(英語)は「TIMEをスラスラ読む」ことなどで、この成長スピードは楽しみである。