2018年2月27日(火)47日目

晴れ、暖かいので今日はメリヤス1枚でいけそうだ。朝から窓を開ける。この部屋は、空気の通り道を塞いでいるので、温度が逃げないようになっている反面、湿気も溜まりやすい構造になっている。昨日は高校ラグビー部のK君と電車で待ち合わせをして、街をぶらぶらして遊んだり、Y君と本屋に行って洋書を手に取ったり、なじか見知らぬセレブと同じ船で船の試乗会に参加したりした夢を見た。相変わらず夢というのは不思議なものである。いつか、フロイト・ユングの精神分析の本を手にして、今まで書き溜めた夢を分析してみようと思う。

ところで、TIMEを読むと、世界の中での日本の扱いなどが分かるようになったり、視野が広がると思う。ニーチェでいう遠近法で、世界の国々、日本etc、国によって、ましてや人によってその人の価値観はさまざまである。だからと言って、みんな自分のやりたいように生きて良いといった相対主義が進んだ結果の問題もあるわけで、そういうところは深く考えなければいけないし、その中でましてやこれからレッテルを貼られて生きて行かなければならない私の立ち位置も、考えていかなければならないと思う。さて、今日は移送の声はかかるであろうか、期待と不安があるが、今日も淡々と過ごすとしよう。作業開始後、朝から資材がなくなったので交換を頼むと、材料が全然入ってこないから、ゆっくりと作業をしてほしいと言われた。面白いものである。その後、運動。40、38、33大た、相変わらずの話である。33から、私の使っている辞書のタイトルを教えてほしいと言われたので、次に教えてあげよう。(ベーシックジーニアス英和辞典)これでいけるだろう。あとみんなにもおすすめの本などを聞いてみたが、やっぱり犯罪に関わる手記とか獄中記など、そういった本が人気のようだ。私もそうかもしれない。シンパシーを感じるところがあるのであろう。東野圭吾の「手紙」をおすすめしてあげよう。きっと感動するはずだ。覚えていれば、だが。運動は30分しかないので、みんな普段話せない分、自分が喋りたくてしょうがないから、なかなか言おうと思ったことを忘れてしまうw

その後、月刊誌の申し込みが来たので、3枚もらった。何を読むか、じっくり考えよう。今日は家族にも手紙を書かなければ。おそらくここ京都拘置所で刑を務めることになりそうな旨と、本のお願いをしておこう。何を頼むか、悩ましい限りだ。明日は矯正指導日なので、ゆっくり勉強ができるから気が楽である。あと、午後の入浴で体重を測ったら、71キロまで落ちていた。3階に来てから1ヶ月で5キロ痩せたことになる。すごいな。

  • (月刊誌)「世界」「創」「サイゾー」これで様子を見よう
  • (差し入れ本希望)「コーランを知っていますか」「今生きる「資本論」」「資本論(2)(3)」「孫子」

夜、家族に手紙を書いて、TIMEを読んでいたら、あっという間に8時半過ぎになってしまった。本当に1日が早い。さて、明日は作業がないので楽だ。しかも自習で勉強できる。運動はないが、我慢せねば。もしかしたら移動を言われる可能性もあるな。当所執行がどのような流れで行われるかが未知数なので分からない。共同室になりそうだ。ようやく独居に適応してきたところなので、正直このまま独居が嬉しいのだがw