2018年3月3日(土)51日目

朝、かなり明るい。夜明け前に目が覚めたが、起床の音楽が鳴るのが想定よりずっと遅かった。日の出の時刻がかなり早くなっているのを感じる。就寝から起床まで約10時間もあるので、思索に耽ることができるが、できれば本などを読んでいたいと思う。しかしこれがここの「ゲームのルール」なのだから仕方ない。この土日を有効に使って勉強しよう。何しろこれが一人で過ごす最後の週末になる可能性が高い。

昼、まさかのオムレツ!40はさぞかしショックだろう。確かに美味しくない。せっかくのパンなのだが、まあ仕方ないのでパンに挟んで食べる。夕方、夕食前、好調に勉強していたのだが、37と若い(夜勤)担当が口論していた。そのせいで、軽く孤独症のスイッチが入る。本当に勘弁してほしい。原因がわかってきた。怒鳴り声などが反響してこの部屋に入ってきて、自分が怒られているような気分にもなるし、意識してしまう。気持ちがネガティブな時に、このサイクルに入ってしまうと出てくるらしい。口論を控えてほしいと軽くアピールしたが、伝わっただろうか。本に集中できない。気持ちを書き殴っていたら、ようやく落ち着いてきた。夕食食べたら、休日も半分終わりだ。今日は布団に入ってさっさと寝よう。

TIMEの読み込みについて、最近のやり方を記録しておく。センテンスごとにわからない単語を調べる、英英、英和は両方使うが、どちらを使うかはあまり意識しない。単語が分からなくても、センテンスとして意味が理解できる場合は調べない、調べたがガンガン雑誌に書き込む。主語や固有名詞はまるで囲む。TIMEは洒落たレトレリックやメタファーが多用されるのでなかなか読み応えがあるが、これぐらい手応えがあった方が面白い。そして、ずっとやっていると必ず以前に調べた単語が出てくる。これが良い漆塗りとなって記憶に定着するらしい。あと数ヶ月すれば、かなり読むスピードも上がるだろう。その時間で、次の勉強を始めよう。

本、「増補 無縁・公界・楽」網野善彦、平凡社ライブラリー by 佐藤優「獄中記」より、縁切寺、社会からの保護あたりの記述が気になる。

ここは身体的に拘束されているが、精神的には完全に自由である。聖書によると、まずはじめに言葉があったという。「ことば」の持つ力をしっかりと考えるべきではないか。人間との関わりにおいて最も大切なのは、「ことば」だろう。教養力をしっかりつけて社会に戻る準備をしなければならない。