2018年5月10日(木)119日目

晴れ、今日は色々情報が入った1日だった。箇条書きにしてまとめてみる。

  • 5/11より4寮1階に転房となる。荷物をまとめておくべし。
  • 5/14より入浴は夕食後となる、部屋から直接入浴場へと向かう。(余暇時間がその分減ってしまうが。。。仕方ない)
  • 6/6(水)に運動会がある。5工場は平均年齢が高いのでおそらく勝てない…が楽しみましょうとのこと。
  • S木さん曰く、教養講座は受けれるなら受けた方が良い、なぜなら、気分転換になるのと、処遇がよくなる可能性がある。ただし、職業訓練に行っていると、オヤジによっては嫌がるので注意。
  • Y崎さんより、工場内で整列する際に、キョロキョロせずに足も動かさないように言われる。(基本いい人なのだが、ちょっと神経質な人だ)
  • T部さん(隣の人)より、部屋で静かにしてほしいとお願いされた。小机がぶつかったりする音が気になるようだ。壁がとても薄いので、思っている以上に音が響くのだろう。気をつけねば…

以上、なんとなく周囲とも打ち解けてくる。違和感なく打ち解けるのにはやはり2〜3ヶ月くらいかかるであろう。迷惑はかけない程度で、それなりの距離感で付き合うのがベストであろう。とにかく、来月のパソコン職訓の結果が気になる。

ヘーゲルの弁証法を実生活に活用できないかと考える。色々な視座からの意見などを止揚させて、よりよい観念を導き出す、それを繰り返すことによって絶対精神に近づいていくとの事。それにしても、アリストテレス、ヘーゲル、ニーチェ等々の書物を読んで理論は理解できている気がするが、実践が共なってきていない気がする。同囚に話を降って議論できそうな人はいないし、どこまで私の血肉になっているのか不安になる。思考のコペルニクス的転換が起きるのかと思っていたが、そういう訳ではないらしい。おそらく、哲学をしっかり勉強するのは、情報の解釈装置(インタープリター)を鍛える事なんだと思う。情報はテレビ・新聞・雑誌でいくらでも入ってくる。少なくとも今年は基礎をみっちりやって損はない。「すぐに身に付く知識は、すぐに使えなくなる。」という理論をもとに、じっくりと取り組もう。この世の中に「正解」はない。実存は本質に先立っており、人は自由の刑に処されている。だからこそ、安易に答えを決めつけたりせずに、思考を弁証法で高めていくことが大切なのだ。