2018年5月9日(水)118日目

晴れ、今日は指導日だ。ゆっくりできる。午前中に基礎講座によばれる。このメンバーに会えるのもあと少し、しかし今日はそれよりも連れていく担当のオヤジがうるさく怒鳴るので、それどころではなかった。こんなのが工場担当になったら大変だと思う。そう考えると、今の工場のオヤジが仏様に思えてくるから不思議である。

昼、やはりぜんざいは美味しい。ささやかな楽しみである。そしてそのまま午後のプログラムへと進んでいく。水曜日は1日が経つのが早い。

夏目漱石の「こころ」を読む。先生のような高等遊民暮らしの人間は普段は善人である。しかし、金が絡むと急に悪人になることがあるから恐ろしい。しか先生とKの関係はとても興味深い。後半の遺書は一気に読んでしまった。佐藤優はこの先生のような生活を獄中で求めたのか。私はこんな良心の呵責に責められながら生きたいとは思わないが、単に生活レベルのことだけを言っているのだとしたら、私には先生の物的な生活だけを切り取って観察するのはまだできないが、ただ親の遺産で食い潰しているだけのようにも思えるのだが、どうだろうか。とにかく名著であることに全く疑いはない。

夜、やっと今日も終わり、明日は平日だ。出役は億劫だ。

放送で、人生学の教養講座(11期)について案内を受ける。歴史上の人物の発言などに月に1回意見を述べ合うという楽しそうなものだ。5月21日までの申し込み、明日聞いてみよう。6月〜11月までだそうで。