2018年5月16日(水)125日目

晴れのち曇り、午前中で基礎講座が終わる。皆の顔が見れるのも今日で最後、久しぶりに5寮のオヤジも見かけた。それにしても昨日から左の背中がちょっと痛い、寝違えたのか。

午後は初の慰問、今日は桂小鯛、桂吉弥の落語だ。体育館にキチキチに550人余りの全囚人が集まる。少し圧巻である。肝心の落語は、あまり面白くなかったw 全体的に若い人が多い、いかにうちの工場がじいさんが多いかということか。その後また部屋でビデオを見て、終わり。このまま、変化のないルーチンワークがずっと続くのであろう。職業訓練がなければ、完全に慣れてきたといえるであろう。ここからは、精神世界の充実に比重をおいて生活していこう。

精神現象学は、予想通り難解な書だ。しかし、これを理解できれば、この世で理解できないものはないといえるくらい自信がつき、世の中のウソに惑わされなくなる。

ニュース、メルカリなどで中古品市場の拡大とともに、GDPがマイナスとなっているらしい。資本論的にはこれをどのように分析できるのだろうか。このように、現実の課題に対してマルクス的な思考ができ、結論を導き出せることが私の目標である。また同囚とのコミュニケーションの中で、私が学んでいる哲学等の知識をいかにして隠し、平凡な仮面を被りながらも、本質を突いた意見を伝えることができるかを一つの課題としよう。