2018年6月20日(水)160日目

雨、朝からはげしい雨が打ちつけている。ジメジメとした1日だが、まだ暑くはない。今日は8工場にきてから初の指導日だ。フランツ・カフカの「変身」を図書館で借りたので、読むのが楽しみだ。

午前中、9時くらいに職員の怒号が響き、1人引っ張られていった。彼は戻って来れるのだろうか。8工場では欠員の補充は起こらない。最後まで生き残らねばならないのだ。

ここでは2週間に2冊、週に1冊ペースで本を借りれるのだが、京都拘置所が週に3冊借りることができたのに比べると、かなり少ないと言えるだろう。

フランツ・カフカ「変身」「ある戦いの描写」を読み終える。「ある戦いの描写」は正直よくわからなかった。結局誰と誰の戦いだったのだろうか…
「変身」はかなり面白かった。朝起きたらいきなり毒虫になってしまうことなどあり得ないと思うのだが、本人・周囲も不思議とそれを受け入れてしまう。(特に本人)意思の疎通は無理だとのことだが、工夫すれば筆談などは頑張れば可能だったのではないか。そんなツッコミもできつつ、一気に読んでしまった。

(放送・教養講座「大人のマナー」月一回、計5回、合計5ヶ月、6月25日までに願箋提出)

TIME誌の記事より、アメリカでは格差社会が広がっており、勝ち組(Protected)と負け組(Unprotected)に別れ、それが教育格差につながって世代を超えた階級社会になりつつあるそうだ。まさにマルクスの資本論で言われていたことが現実に起こっている。そしてトランプは自信が勝ち組でありながら、負け組の圧倒的な支持を集めているのだろう。