2018年6月24日(日)164日目

曇りのち晴れ、今日の朝もジメジメして暑いが、昨日の夜は逆に寒くてパジャマの上着を着た。しっかり体調の管理をしなければ。週末も今日で終わり、有意義に過ごそう。

懲役中たちは、皆坊主頭でスリムで、戦時中の日本国民のような雰囲気を出している。皆、表向きは素直にルールに従っているように見えるが、心の中では中指を突き立てているのだ。人の心を矯正させるのは本当に難しいことだと思う。

(河出書房、誰にでもわかるハイデガー、筒井康隆)

昼に恒例のカレーを味わう。何度食べてもここのカレーは絶品である。食べるとついうとうとしてお昼寝をしたくなる。睡眠時間は十二分に取っており、体も全く動かしてないのでなぜ眠くなるのか。映画、「刑務所の中」で午睡するシーンで、「もうシャバでの楽しみと無縁の生活をしていると、心の中からしこりのような気だるさが染み出してきて、いくらでも眠っていられるのだった。」まさにこの表現がぴったりである。

それにしてタイム誌を毎週送ってもらえる体制を作っておいて、本当によかったと思う。単純に英語の勉強を単語帳と文法書だけでやろうとしても途中で飽きていただろう。これはファインプレーだ。あとはこれで圧倒的なスキルを付けるだけだ。

夜、これで今日も終わり、充実した勉強ができた1日だった。

明日からまた平日が始まる。刑務所といえど、結局は住む場所が変わることにすぎず、徳があれば耐えることができるのだ。