2018年3月10日(土)58日目

土曜日の始まりである。昨日の夜はあちこちの居室でガタガタ騒ぎが多くて大変だった。報知器の使い方を知らないのか、扉をどんどん叩いて大声で叫んで担当を呼ぶので、気になって仕方ない。2回ほど報知器を押して知らせた。そしたら朝、担当が謝ってきて、「何かあったらまた教えて。」と言ってきた。ここは精神に変調をきたしている人が多い。年寄りで認知症なのか、若くてキ○ガイなのか、あ、そうだ、ここは社会に適応できない人間を矯正させる施設なのだ。それにしても今日は寒い。冬に戻ったみたいだ。来週はあったかいようだ。まさに、三寒四温なのであろう。一人での週末も今週が最後であろう。前も同じようなことを言ったかw

朝から布団を敷いて、TIMEを読む。土日は終日横になってゴロゴロすることが許されているので、その特権を利用しよう。TIMEの通読を初めて約1ヶ月だが、読むスピードが倍くらいに改善されている。どんどん読むのが早くなっている。あと半年もすれば、1日で全ページ読めるのではないか。単語力はこの2ヶ月で劇的に向上しているであろう。来週中に続きが届くか不安だが、このままずっと入らないということはまずないので、3月中に入ればよしとすることにしよう。その間にLF9000とロイヤル英文法の通読ができると思えば全く不安はない。

「W・ペティ「貨幣漫筆」貨幣は国家という肉体の脂肪にすぎない。」これは人間にとっても言えるのではないか。気がついたら、夕方の点検が終わる。金曜日の夕方は、週明けが果てしなく先で、その間に孤独に押しつぶされるプレッシャーを感じるのだが、時が流れるのは驚くほど早い。時間を1秒1秒意識していれば長くも思うが、そんなことは不可能である。

資本論(一)読了、今回は30%くらいは理解できた。大きな進歩である。この懲役生活でマスターするのが目標だったのが、たった2ヶ月でここまできたのだ。このままいけば、今年の夏に英語、哲学についてとんでもない領域まで学べているのではないかと思える。楽しみだ。