2018年4月7日(土)86日目
- 2020.11.21
- 考査〜配属
Cloudy、もう外の桜はほとんど散ってしまった。しかし十分に鑑賞させてもらった。京都より桜は綺麗だろう。季節は春から夏へと、木々も衣替えしているようである。さて、刑務所ではシャバでのヒエラルキーは全く通用しない。シャバでは資本主義社会なので、お金をより多く持っている人が偉いという風潮があるが、ここではお金使うことがない(例外もあるが)ので見栄を張ることもできない。ただし本などを買ったりできるので、共同室では本をたくさん買って「見せてやる。」といった行為によってヒエラルキーを作ることができるのかもしれないが、プライベートは独居、工場だけでしか顔を合わせないこの生活では貧富の差が余計に表に出にくいのかもしれない。またここの支給物(官物)のクオリティが高く、私物を買わなくても恥ずかしい思いをしなくても済むということも無関係ではないであろう。そうした環境の中で人々はどういった基準を元に上下を作るのだろうか、研究してみるのも面白い。何となく、小学校での集団生活に近いレベルがあるような気がする。そんなことを考えながら今日も読書をしてすごそう。
午前中はワイドショーを見て、昼はタイムをやったらすぐに3時になる。明日でTIMEの3/12が終わる。来週は3/19だが、次の号が来ていないのでまた少し空くかもしれない。ペース的には丁度いい。
資本論(二)は(一)よりも読みやすい。内容は、労働者がどのように資本家の奴隷になるのかが書いてあるのだが、資本主義社会の法則がわかりやすくまとめてあり、資本家へのハウツー本としても読めてしまう。150年前に書かれたこの本が今でも読まれているということは、ここに書かれている心理は概ね正しいことの証明であろう。
ラジオ、ここではFM802とFM神戸が主なチャンネルだ。特にFM802が好まれている印象である。番組はFM802の特徴でもあるが、音楽番組が中心である。選曲は私好みでなかなか良い。京都より好きだ。そして、ここではボリューム調整が室内から可能なのが素晴らしい。本や勉強に集中したい時に、いつでも消すことができる。
松本少年刑務所の桐分校特集を「報道特集」でみた。200人の少年が服役している刑務所、京都の時と同じ服をみんな着てて懐かしい。独居の作りのここの方が快適そうだ。獄中でこの特集をみるのは不思議な気分になる。ここに生徒できているのが80才のおじいちゃん、懲役18回もいっている人だが、生への執念がすごい。
大谷翔平、メジャーで3戦連続HR、すごいなぁ
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