2018年4月8日(日)87日目

Sunny、気温は若干低め、今日も昨日に引き続き麺業日である。昼食にカレーとプリンが出るのが楽しみである。朝は少し夜明け読書をして、資本論(二)を50ページほど進めた。この本ももう少しで終わりそうである。次は孫子を読むか。嬉しい悩みだ。官本も来るし、悩むな。刑務所生活、特にここ播磨にきてからの生活は快適そのものである。少なくとも、保釈中の実家での軟禁生活よりましである。食事も美味しく、布団も刑務所あるあるの縞模様ではなく、白とベージュの清潔そうなものを使っている。土日は部屋から「出ない」から辛いと以前に書いたが、今ではそれが気楽である。正式に工場にいったらどんな仕事かによってまた大きく変わってくるのであろう。どちらにしても、ここは開放感があり、閉所恐怖症(孤独症)にもならず、空調のおかげで寮生活のような気分になれる。拘置所が入院だとしたら、ここは寮生活だ。ここで人々を矯正させて社会に戻すことを目的としているのだろう。

昼食はカレーだった。正統派のカレーだ。とても美味しいが、残念ながら京都のカレーの方がクオリティが高い。久しぶりにプリンもでた。ここに週に一回しかデザートが出ない。京都はほぼ毎日出た。その代わりデザートの時は汁が出なかったが。午前中、サンデーモーニング、サンデージャポンを見る。テレビの情報番組で大体のニュースは入ってくるが、逆に新聞、雑誌の凄さも改めて確認できた。テレビは映像のインパクトの割りに、情報量が少ない気がするのだ。工場が決まったら、いよいよ新聞を購読しようと思う。毎日新聞かな、工場ではゆっくり読めないし居室でも15分ではほとんどまともに読めない。

資本論は、資本家にとってどうすれば労働者から最大限搾取できるかを教える書としてみるか、プロレタリアにとって資本主義の矛盾を解いて革命を促す書としてみるか、いずにれしても読み手によっては劇薬にもなりうる。ニーチェもそういう部分があるが、世の中は綺麗事では決して回っていないのであろう。

資本論(二)読了、資本の生産過程、第三篇、絶対的余剰価値の生産(時間)第四篇、相対的余剰価値の生産(分業、機械)

明日はいよいよ平日だ。もう土日の方がゆっくりできていい。ここを我がホームと思えば。