2018年6月13日(水)153日目
- 2020.12.06
- 5工場(軽作業)
晴れ。今日は運動会である。午前中は普段通りのプログラムとなる。今はまだ午前中なのでこの後が楽しみである。明日パソコンに行けるのであればこれが最後の今のメンバーと話すチャンスということになる。S木さんがブルーシートの上に並ぶ一瞬のタイミングを逃さないように3人(S木、Y本、私)で固まるようにしようと言っていたな。まあこれが最後だと思うので我慢して年寄りの自慢話を聞くとしようか。少しずつ挑発しながら本性を暴いていくのも面白そうだが、あまり相手にしないのが得策だろう。無用なトラブルは避けたい、私はまだ先が長いのだ。
午後、工場まで行進して、普段着ない体操着を着てグラウンドへと行進する。全囚人530人余が集まっての運動会だ。オレンジの炭酸飲料とポテトチップスが支給されて交談も許可される、ちょっとしたレクレーションである。結果は優勝には程遠いが、よい息抜きになった。縄跳びは練習では5回も飛べなかったのになぜか本番では30回以上飛べた。意外とやるなー。しかしどの工場も思ったよりずっと高齢化していて社会問題になっている現状を知ることができた。夕食は唐揚げ弁当。先週のカツより美味いが、ここの食事の方がレベルが高いと感じる。さて、明日でいよいよ運命が分かれるはずなのだが、Y本さんも言っていたように、全く実感が湧かない。いつものような作業が続くような気がしてならないのだ。まあ色々考えても仕方がないのだ、なるようになる。
それにしても今日は疲れた。普段とは違うことをするとこんなに疲れるのかと思う。
夜、「国家の罠」を読み終える。さすが、佐藤の本は素晴らしい。今でも大いに参考になる。私とはスケールが違いすぎるが、その思考は私の人生の再スタートに大いに考えさせるところがある。タイム誌はだいぶ読める部分が増えてきたと実感する。7分理解しながら読むことができるようになった。
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